2008年02月22日

トムとジェリー2

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前回の続きです。

そんなある日ジェリーの前に1匹の猫が現れました。
トムよりのろまで体も小さい猫です。

ケンカ相手のいなくなって寂しかったジェリーは、
今度はこの猫をケンカ相手にしようと考えました。

そこでジェリーは穴の開いた三角チーズが仕掛けられたネズミ捕りを利用して、
その猫を罠にかけることにしました。
いつもトムにしてたように・・・

ジェリーは物陰に隠れて、
ネズミを求めて猫がネズミ捕りの近くに来るのを待っていました。
そして思惑通り猫が近づいてきます。
ジェリーはシメシメと思いました。

いつものように自分がネズミ捕りにひっかかるフリをして、
逆に猫をネズミ捕りにかけてやるんだ!

うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。

でも、その猫はトムではありません。

猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなネズミの匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。

ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、
体をガブリを噛まれました。
ジェリーも噛み付きましたが、
トムより体が小さいはずの猫は平気でした。

血まみれのジェリー薄れいく意識の中で、
本当はネズミが猫とケンカして勝てるわけが無いことと、
いつもトムはジェリーに「してやられた」フリをして、
わざとジェリーを捕まえないでいたことを、
そのとき初めて知ったのです。

トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時のチクチクの正体にも気づきました。

かけがえない友を無くした悲しみでした。

ジェリーの魂が体を抜けた時、
空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。

「またケンカができるね!」

「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ!」

<了>


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コメント

何だか近藤さんから想像出来ないメルヘンチックなお話ですね。後から本当の事が見えてくるって事、有りますよ。自分は周りの人に見守られて、助けられて生活なり、仕事なりを頑張れる。何時も心に置いておきたい「ありがとう」に繋がる忘れちゃいけない思いじゃ無いでしょうか?
私は誰かを助けてあげられているかなあ?
woou!!スゴイ雪だ。昨日と今日の気温差は何だ。風邪ひかないようにしましょ!

投稿者 アクアマリン : 2008年02月23日 18:20

最期は切ない終わりなのですね。僕も近藤さんと同年代だから、当然観ていましたが、その話は知りませんでした。

投稿者 禮 : 2008年02月24日 21:18

  
 トムとジェリーは知っていましたが、最終回は初めてしりました。ありがとうございます。人間の社会と同じでいなくなって初めてその人の偉大さ、存在の大きさがわかる。時すでに遅し***(私にとっては親かな?)ちょっと
湿っぽくなり申し訳ないです。今の私にとっては職場のメンバー大事にしよっとすぐできる仲間じゃないから**ね、近藤さん!

投稿者 ノブタ : 2008年02月25日 21:42

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